焼火山エリア
放牧地が広い面積を占める西ノ島にあって、まとまった森林が見られる場所が島前最高峰(452m)でもある焼火山です。ハイキングコースとなっている登山道は、1200年続く焼火神社の参拝道であり、コースの途中には石仏などが見られるなど昔ながらの名残をとどめます。また、焼火山の森林は多くの野鳥が生息し、希少種や出自の異なる植物が共存する不思議な植生も見られます。
焼火神社参拝コース
焼火神社までの短いコースです。神社までの片道20分のうち、登りは半分ほどであとは平坦な道です。照葉樹林や季節の花々とともに、神社の崇高な雰囲気を気軽に楽しめるコースです。
健脚レベル
☆
距離
0.8km
高低差
165m
所要時間
片道20分
ルート詳細
標高チャート
見どころポイント
明治時代の石仏
昔は参道の1町(108m)ごとに石仏が配置されており、現在でもそのうちのいくつかが残っています。しかし、そのほとんどが明治期の廃仏毀釈により頭を壊されています。
知夫里島を見渡す展望
知夫里島や「赤灘」と呼ばれる知夫里島と西ノ島の海峡を見ながら休憩できます。
北と南が交差する不思議な植物たち
参道は照葉樹林の中を進んでいきますが、この森では南方系のスダジイやトベラと北方系のイタヤカエデが混在する様子が観察できます。また、ユキザサなど普通の標高では考えられない植物が見られるのも特徴です。
東照宮
徳川家康を祭っている神社。理由は定かではありませんが、幕末に西ノ島の別府地区から移築されたそうです。そばにアスナロの巨木を従え、うっそうとした森に佇む様子は時の流れを感じさせてくれます。
焼火神社と社務所
現在の本殿は1732年の建立で隠岐諸島最古の木造建築物です。神社の歴史はさらに古く、約1200年前の平安時代の頃とされています。社務所は明治35年に建てられた島前の大型民家の特徴を備えたものです。毎年旧正月の頃(2~3月)に島前の住民が各地区単位で神社に参拝する「初まいり」という行事が現在でも行われており、祈願が終わった後、社務所で膳を食べながら歌や踊りも出る賑やかなひと時を過ごします。
焼火山山頂コース
島前の最高峰である焼火山の山頂(452m)まで登るコースです。山頂にはテレビ局の鉄塔があり、あまり見晴らしは良くありませんが、少し下ったところにテーブルとベンチがある展望スポットがあり、ここから島後や中ノ島など見渡せます。
健脚レベル
☆☆
距離
2.2km
高低差
245m
所要時間
片道60分
ルート詳細
標高チャート
見どころポイント
明治時代の石仏
昔は参道の1町(108m)ごとに石仏が配置されており、現在でもそのうちのいくつかが残っています。しかし、そのほとんどが明治期の廃仏毀釈により頭を壊されています。
知夫里島を見渡す展望
知夫里島や「赤灘」と呼ばれる知夫里島と西ノ島の海峡を見ながら休憩できます。
北と南が交差する不思議な植物たち
参道は照葉樹林の中を進んでいきますが、この森では南方系のスダジイやトベラと北方系のイタヤカエデが混在する様子が観察できます。また、ユキザサなど普通の標高では考えられない植物が見られるのも特徴です。
焼火神社と社務所
現在の本殿は1732年の建立で隠岐諸島最古の木造建築物です。神社の歴史はさらに古く、約1200年前の平安時代の頃とされています。社務所は明治35年に建てられた島前の大型民家の特徴を備えたものです。毎年旧正月の頃(2~3月)に島前の住民が各地区単位で神社に参拝する「初まいり」という行事が現在でも行われており、祈願が終わった後、社務所で膳を食べながら歌や踊りも出る賑やかなひと時を過ごします。
東照宮
徳川家康を祭っている神社。理由は定かではありませんが、幕末に西ノ島の別府地区から移築されたそうです。そばにアスナロの巨木を従え、うっそうとした森に佇む様子は時の流れを感じさせてくれます。
アスナロの巨木
山頂までのコースのところどころには、アスナロという針葉樹の巨木が見られます。天に真っ直ぐに伸びる幹の根元に立つとその大きさを実感することができます。
山頂
民放のアンテナの鉄塔付近が山頂です。ベンチはありますが、樹木に遮られてあまり展望は良くありません。三角点もこの場所にあります。
山頂付近の展望台
山頂への分岐路から少し先へ進んだところに展望台があります。山頂より標高は若干低いですが、別府港や中ノ島、島後までを見渡せます。
焼火山縦断コース
焼火山山頂の西側の焼火山駐車場から東側の大山ダムまでのコースです。このコースは昔、焼火神社の参拝者が登った旧参道であり、道のあちこちに参道であった痕跡が見られます。また、豊かな照葉樹林やたくさんの野鳥のさえずり、不思議な分布を見せる植物など動植物の宝庫でもあります。
健脚レベル
☆☆☆
距離
3.2km
高低差
245m
所要時間
片道150分
ルート詳細
標高チャート
見どころポイント
明治時代の石仏
昔は参道の1町(108m)ごとに石仏が配置されており、現在でもそのうちのいくつかが残っています。しかし、そのほとんどが明治期の廃仏毀釈により頭を壊されています。
知夫里島を見渡す展望
知夫里島や「赤灘」と呼ばれる知夫里島と西ノ島の海峡を見ながら休憩できます。
北と南が交差する不思議な植物たち
参道は照葉樹林の中を進んでいきますが、この森では南方系のスダジイやトベラと北方系のイタヤカエデが混在する様子が観察できます。また、ユキザサなど普通の標高では考えられない植物が見られるのも特徴です。
焼火神社と社務所
現在の本殿は1732年の建立で隠岐諸島最古の木造建築物です。神社の歴史はさらに古く、約1200年前の平安時代の頃とされています。社務所は明治35年に建てられた島前の大型民家の特徴を備えたものです。毎年旧正月の頃(2~3月)に島前の住民が各地区単位で神社に参拝する「初まいり」という行事が現在でも行われており、祈願が終わった後、社務所で膳を食べながら歌や踊りも出る賑やかなひと時を過ごします。
東照宮
徳川家康を祭っている神社。理由は定かではありませんが、幕末に西ノ島の別府地区から移築されたそうです。そばにアスナロの巨木を従え、うっそうとした森に佇む様子は時の流れを感じさせてくれます。
アスナロの巨木
山頂までのコースのところどころには、アスナロという針葉樹の巨木が見られます。天に真っ直ぐに伸びる幹の根元に立つとその大きさを実感することができます。
山頂
民放のアンテナの鉄塔付近が山頂です。ベンチはありますが、樹木に遮られてあまり展望は良くありません。三角点もこの場所にあります。
山頂付近の展望台
山頂への分岐路から少し先へ進んだところに展望台があります。山頂より標高は若干低いですが、別府港や中ノ島、島後までを見渡せます。
道標
山頂から大山までの参道には1町(108m)ごとに石で造られた道標があります。かつては石仏が鎮座していましたが、明治期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって破壊されたため、代わりに石の道標が置かれたそうです。現在では10数基が残っています。